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・下世話な話
「新羅、どうしよう」キスを満喫していた最中に、臨也が真剣な面持ちで新羅の肩を掴んだ。新羅は小首を傾げ先程のキスの余韻の所為か潤んでいる瞳に、臨也は歯を食いしばってゆっくりと言葉を発する。「その・・・」臨也は自分の視線を下半身へと持って行き、釣られた新羅も臨也に続いて臨也の下半身を見る。「ね、俺も健全男子なんだよ。うん」言葉を言い終える辺りで、新羅の拳は臨也の顎の寸前に位置し、臨也の目に映った新羅の爽やかな笑顔の後思わぬ衝撃が激痛として降りかかった。「エルオーエル」そう叫んだ新羅は臨也に、アッパーを繰り出していた。
「・・・大丈夫かそれ」門田は呆れながら腫れてしまっている臨也の顎を見つめた。氷で冷やしているものの、眉目秀麗と言われているあの端整な顔が崩れてしまっている。「お前新羅に何したんだよ・・・」「いや、別に。ただキスしてたらジュニアが上向いちゃったって言うか」「なんだその表現!・・・あー、まあその、lol」「ドタチンもか!」
「ほー。お前も大変だな」「だよねー。あのムードであれだよ?」「それはないない」静雄はスパナで遊びながら先程から同じ事を愚痴られているにも関わらず、静雄は平気そう聴いている。「つか、新羅よお。そこはその息子を慰めてやるところじゃね」「いやそれ思ったんだけど人滅茶苦茶いたからね。警察に捕まるよ」「まあ俺もそれ見たら一生のトラウマになるわ」
・四人でカラオケに行くそうです
臨也は凄く上機嫌で新羅にそのカードを見せびらかした。「・・・・何」「ふふふ、カラオケのカード」笑顔でそう言いながら今度の土曜日にカラオケに行こうと誘う臨也に、新羅は冷や汗を流しながら首を横に振るがこうなった臨也は誰も止められない。新羅は次起こる自分の羞恥な姿を想像して、顔を青くした。
「シズちゃん!」「なんだ」「カラオケ行こう」「カラオケ?・・・いいけど」「土曜日ね!絶対来てよ!」「あー気が向いたら」
「ドタチーン!」「どうした」「次の土曜カラオケ行かない?」「・・・・、・・・・。いいぞ」「じゃあ来てね!」
土曜12時回った所で四人全員が揃い、受付へと向かう。受付が終了しフリータイムなのでドリンクを持ちながら個室へと入る。「じゃあまず俺から!」
熱唱をしている臨也を見ながら三人は後ろで「うまい・・か?」「うまいと思うけど・・」「音外しすぎじゃね・・・」と会話をし、次に新羅が歌った時は三人で暖かい目をしながら脳内で(ヘタだ・・)と呟いた。静雄が歌うと周りがざわめいた。癖のある歌い方だが上手いので新羅は舌打ちし臨也は睨み門田は感心し、門田の入れた曲に大笑いをした。「ちょっっ、五木ひろしてwwwww」「おれ天城越え入れるwww」「そこは津軽海峡だろwwww」と三者三様に腹を抱えながら門田はマイクを持って息を吸った。低音で歌うその声に新羅は顔を赤らめる。「ちょ、新羅。えっ!?」「歌上手い人かっこいい・・・・」「俺は!?俺は?」「諦めろ・・・」「なんでシズちゃんにんな事言われなきゃいけないのさ!!!!」
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